資格を取るのに、学校は必要??

資格の勉強をはじめるとき、誰でも一度は、「学校に通う」or「独学でがんばる」で迷うと思います。この悩みの解消をサポートするために、

1.資格別に学校を3つに分類する
2.学校のメリットと独学のデメリットを天秤にかける

2つの作業により、あなたが資格を取るのに学校は必要かどうかを考えていきましょう。

資格別に学校を3つに分類する

資格の学校は、その資格の性格により3つに分類できます。

1.指定された学校を卒業することが、必須条件になっている資格

看護士、作業療法士、理学療法士、ホームヘルパー、など

2.卒業が必須ではないが、現実的に学校に通わないと取得困難な資格

税理士、司法書士、行政書士、エステティシャン、メイクアップアーティスト、など

3.独学でも取得できるが、学校を使うと取得がラクになる資格

保育士、医療事務、簿記、インテリアコーディネーター、色彩検定、など

1,2の場合は迷うことはありません。 一日でも早く、あなたに合った学校をみつけてください。
問題は、3のケースですね。それでは3のケースにしぼって、学校と独学、それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう!

学校のメリットと独学のデメリットの天秤

学校を利用したほうが資格を取りやすい、そんなことは誰でもわかっています。問題は「お金」ですよね。実際、学校と独学の判断基準はそこにあります。

つまり、あなたにとっての、学校を利用するメリットと、独学のデメリットを思いつくだけリストアップして、それを天秤にかけてみればいいのです。

そして、学校に支払う料金に、「独学のデメリットを消し去るだけの価値がある」と判断できれば、学校を利用しましょう。

学校のメリット(通学・通信)

1.試験当日までのタイムジュールができている。
2.プロの講師がいる。わからない所を質問できる。
3.講師は現場を経験していることが多いので、仕事の話を聞くことができる。
4.同じ資格を目指す仲間ができる。資格取得後の人脈・ネットワークになる。
5.お金を払ったから…という理由から、途中で挫折することが少ない。

独学のデメリット

1.時間管理がむずかしい。
2.わからないところを人に質問できず、解決に時間がかかる。
3.仲間に出会えない。情報交換ができない。
4.実習ができないので、実技の伴わない知識になりがち。
5.やる気を継続させるのがむずかしい。

結局、学校を利用するということは、お金で時間とやる気と人脈を買うということになります。この中で一番大切なのは人脈、ネットワークです。資格取得の目的は、おそらく仕事に関係することがほとんどでしょう。資格の勉強中は同じ分野の仲間と出会い、その後の人脈を築く絶好の期間です。
資格取得後、独立を考えているなら、人脈は仕事の成功を左右します。将来のネットワークを築くためと考えれば、学校の料金はけっして高くないのかもしれません。

ただ、学校には必ず、わかりにくいハズレ講師がいます。また、有名で実績のある学校でも、学校の雰囲気があなたに合わないということもあります。
あなたに本当に合う学校は、あなたが探すしかありません。入学したら、資格取得まで…いえ、もしかしたらその後もお世話になるかもしれない学校。あなたが納得してお金を払える学校をきちんと探してください。