理学療法士
進化する新療法を身につけるリハビリの専門家
理学療法士の仕事・収入
理学療法士の収入は、初任給で22万円くらいです。
これは勤務先により変わります。国公立の病院よりも民間の病院の方が、給料は高めになります。
理学療法士の主な仕事場は医療機関です。
総合病院・一般病院・リハビリセンター・ 児童や障害者や高齢者のための社会福祉施設などです。
理学療法士の職域は作業療法士と似ていますが、大きな違いは理学療法士の場合、精神科での仕事がないところです。また最近では、スポーツ分野で活躍している理学療法士もいます。
運動中のケガの治療だけでなく、科学的トレーニングにも理学療法を応用しています。
理学療法士は人材不足です。そのため資格取得後の就職率はほぼ100%となっています。またその人材不足から、一人の理学療法士がいくつかの病院をかけもちすることもあります。
理学療法士のなり方・学校と講座
理学療法士の資格は国家試験に合格することにより取得できます。 しかしその前に、理学療法士国家試験の受験資格を得るために、国が定める理学療法士の学校を卒業する必要があります。
理学療法士の資格を取るための進学コースとしては、
高校卒業後…
1.文部科学省指定の大学(4年)・短大(3年)を卒業する。
2.厚生労働大臣指定の専門学校(3年か4年)を卒業する。
のどちらかになります。
どちらにしても、資格の受験資格を得るために3年~4年は必要です。
理学療法士の学校の競争率は高めですが、理学療法士の養成課程をもつ学校の多くが推薦入試を実施しているので、推薦基準を調べて利用しましょう。
資格と仕事.net(ケイコとマナブ)
全国の理学療法士の学校の中から、あなたの地域の学校を検索できます。
理学療法士とは何か?
理学療法士(Physical Therapist)とは、病院や福祉施設に勤務する、リハビリテーションの専門家です。 よく似た資格に作業療法士がありますが、作業療法士が”作業”をとおしてリハビリテーションを行うのに対し、理学療法士は”運動療法”や”物理療法”を通してリハビリテーションを行います。
運動療法
身体に障害を受けた人に対し、筋力の増強を目的とした訓練をしたり、間接や神経の機能回復、歩行訓練などを行う。
物理療法
身体に障害を受けた人に対し、マッサージを行ったり、治療用プールの中で水治療や牽引、電気刺激、温熱、超音波などの、物理的刺激による治療を行う。
これからの高齢化社会の訪れに伴い、医療福祉分野のスペシャリストへの期待は高まってきています。年をとっても元気でいたい。病気やケガに見舞われても充実した暮らしをしていきたい。 そんなQOL(生活の質)を考える人たちが増えてきているからです。QOLの高上を考えたとき、リハビリテーションの役割はとても大きなものです。