薬学検定

  • 民間資格
  • 実務制限:なし
  • 学歴制限:なし
  • 年齢制限:なし

薬学検定とは

薬学検定とは、薬学の知識レベルを客観的に評価する日本で唯一の検定試験だ。
薬学検定の目的は、国民の「セルフケア」と「セルフメディケーション」(自分で行う健康管理)の支援。

政府の医薬品販売の規制緩和に伴い、これまで薬局で売られていた薬が、薬剤師のいないコンビニなどの一般小売店で販売され始めている。あやまった薬選びが起こらないためにも、薬剤師以外の販売者や消費者も、薬の知識が必要になってくる。

薬学検定の階級とレベル

4級

日常の生活で繁用されている一般用医薬品(大衆薬)・医薬部外品・サプリメント・特定保健用食品の薬効成分の作用・効果(効能)・副作用・使用上の注意、および医療用語など、初歩的でありながら基本的な薬学知識をもつレベル。

3級

4級の内容の他に、生活習慣病などの疾患に関する知識が加わり、標準的な薬学知識をもつレベル。

2級

3級の内容の他に、実際の医療現場で使用される医薬品(新薬を含む)や専門的な医療用語の知識が加わり、高度な薬学知識を持つレベル。

1級

2級の内容の他に、医薬品同士の相互作用あるいは食品と医薬品の飲み合わせ(相互作用)、および血液・尿検査(臨床検査)値に関する知識が加わり、薬学全般に関する体系化された知識を持つレベル

美容薬学検定との併願受験

薬学検定は、同事務局主催の「美容薬学検定」と同時開催されるため、併願受験が可能である。美容薬学検定試験と併願できるのは、試験時間の重ならない薬学検定の3級か4級の試験のみ。

薬学検定の資格・試験情報

受験資格
誰でも受験できる
試験日
6月・11月の年2回
申込期間
3月1日~4月15日/9月1日~10月15日
申込方法
公式サイトから願書をダウンロードし、郵送による申し込み
合格発表日
試験日の1~2ヵ月後
受験料
[4級]4,800円 [3級]5,800円 [2級]6,800円 [1級]7,800円
試験地
東京・名古屋・大阪・福岡・札幌・仙台の6都市
試験内容
■出題方式
マークシート方式(五肢択一)
■合格基準
80%以上の正答率

■出題分野
A~Eまでの5分野に分かれ、階級により出題分野が異なる

【A分野】一般用医薬品(大衆薬、OTC薬、生活改善薬を含む)、医薬部外品、並びにサプリメントや、保健機能食品(特定保健用食品・栄養機能食品)の基本問題や、有効とされる成分の下記事項に関する問題。
・作用、効果(効能)
・副作用
・使用上の注意(服薬指導)

【B分野】薬学を主とした医療用語に関する問題。
・4級、3級: 基礎用語
・2級、1級: 基礎用語+専門用語

【C分野】疾患、特に生活習慣病の概略・予防・改善のための家庭医学的な問題など、薬学と関係する周辺分野の問題。

【D分野】病院・診療所など実際の医療現場で使用される医療用医薬品において有効とされる成分の下記事項に関する問題
・作用、効果(効能)
・副作用
・使用上の注意(服薬指導)

【E分野】
食品と薬の飲み合わせや、薬同士の併用(相互作用)の問題、及び血液・尿検査(臨床検査)値の意味とその異常値に関係の深い疾患名に関する問題。

■1級(100問120分)
分野:A+B+C+D+E
■2級(80問120分)
分野:A+B+C+D
■3級(60問90分)
分野:A+B+C
■4級(50問90分)
分野:A+B

※2級と3級のみ併願可能
問合せ先
NPO法人 日本セルフケア支援薬剤師センター(薬学検定事務局)
住所
〒663-8113 兵庫県西宮市甲子園口4-15-24
電話番号
0798-20-3379
公式サイト
http://yakugaku.or.jp/yakken/

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